子どもの精神医学の理解
- 全3巻
- DVD
- 各巻25,000円
- 制作年月 2006年2月
監修・指導
東京都立梅ヶ丘病院院長 市川 宏伸
国立精神・神経センター精神保健研究所 児童・思春期精神保健部長 齊藤 万比古
北海道大学大学院教授 田中 康雄
子どもの精神医学の理解
最近、少子化の進行によって子どもが少なくなっているにもかかわらず、子どもの心の悩み、不適応、情緒、行動障害などで児童精神科を受診する子どもの数は年々増え続けています。受診時の症状も実に多岐にわたっています。落ち着きのない子、すぐにキレる子、学校に行けない子どもなど、それらの子どもたちの表面上の問題行動の背景にはなんらかの心の病気や障害があることが究明されつつあります。
このビデオシリーズは、日頃子どもと関わるさまざまな分野の人たちが、子どもの心の病気や障害……、それによる「生きづらさ」を正しく理解することによって、問題視される子どもの真の姿を把握し、適切な関わりができるようにするための教材です。各巻では、子どもの精神医学の現場で活躍されておられる専門の先生方のお話を中心に、子どもの精神医学をわかりやすく解説しています。
○子どもの精神医学の歴史的変遷
○子どもの精神医学の現状
○子どもの精神医学の分類
<発達障害圏の疾患/精神病圏の疾患/神経症圏の疾患>
○子どもの精神医学の問題
○子どもの精神医学の将来展望
○軽度発達障害の概要
・軽度発達障害の特徴
<軽度の知的障害/広汎性発達障害/ADHD/LD/発達性協調運動障害>
・軽度発達障害の認めにくさ
○広汎性発達障害(自閉症)
・広汎性発達障害の診断基準(3つの症状)
・広汎性発達障害の原因/広汎性発達障害の治療
○ADHD(注意欠陥多動性障害)
・ADHDの三大主症状/ADHDの診断基準/ADHDの進行/ADHDの治療
○精神病圏の疾患
・脳のはたらき/代表的な神経伝達物質/総合失調症とその治療
・気分障害とその治療・予後
○神経症圏の疾患
・思春期の発達課題/思春期心性の特徴
・思春期のつまずきのパターン
<過剰適応性の悪循環/受動性の悪循環/衝動性と孤立の悪循環>
・思春期の心の問題に関する主な症状
・不登校/強迫性障害/摂食障害