虐待を防ぐために
- 全2巻
- DVD
- 各巻25,000円
- 各巻30分
- 制作年月 2005年3月
監修
社会福祉法人恩賜財団母子愛育会
指導
日本子ども家庭総合研究所 ソーシャルワーク研究担当部長 才村純
取材協力
NPO法人彩の子ネットワーク/泉大津市児童虐待防止ネットワーク(CAPIO)/愛知県海部児童相談センター/徳永家族問題相談室
虐待を防ぐために
深刻化する子ども虐待に対応するために、これまで児童相談所に集中していた「子ども相談窓口」が市町村へ移行されたり、各地で虐待防止を目指したネットワークづくりが行われはじめています。これまでの子ども虐待への対応は、いかに早期に発見し、初期対応にするかにとらわれがちでしたが、そもそも、子ども虐待が起こらないための予防・防止対策、そして、発生後のケアがもっとも重要なことです。近年、全国各地では子ども虐待予防・防止に向けたさまざまな取り組みが行われております。
本ビデオシリーズでは、すでに子ども虐待を正しく理解して頂くための第一ステップとして、入門編ともいえる教材「子ども虐待を理解するために」と「早期発見と初期対応」の2巻を制作しております。今回は第2ステップとして、「ネットワークづくり」や「家族再統合」に向けた取り組み、これからの方向性などを専門家のお話と具体的な事例を紹介して、虐待防止活動の一助になればと制作しました。保育や教育の現場で子どもや保護者とかかわる方々や、日々実践の場で活躍しておられる専門家の方々がより理解を深めるとともに、実践のヒントをくみとれるように、より専門性を高めた内容としました。
○虐待はどうしておこるか
・育児不安の深刻化
・母親の育児負担の増加
・母親の孤立化
・子育て経験の希薄化
・標準的・画一的な育児情報の氾濫
○専門家の先生のお話(才村 純先生)
・これまでの虐待防止対策の弱点
・今後の方向性
○民間ネットワークと行政のネットワークの連携
○大阪府泉大津市
・行政が中心となって子ども虐待に対する支援をおこなっている
・ネットワークの効果
○埼玉県上尾市
・それは母親たちのよびかけからはじまった
・赤ちゃんサロンの紹介
・子育てサロンの活動
○愛知県津島市
・親子関係修復のための虐待防止教育プログラム
○親支援のグループセラピー
・MCGの活動について
・新しいグループ活動「MSG」「PCG」について