看護における倫理的課題
- 全4巻
- DVD
- 各巻25,000円
- 制作年月 英語版 2006年/日本語版 2011年4月
米国 Cinema House Films
日本語版監修
千葉大学大学院看護学研究科教授 手島恵
千葉県立保健医療大学健康科学部教授 吉田千文
看護における倫理的課題
医療現場における看護の倫理綱領について解説する全4巻のシリーズです。
第1巻「イントロダクション」では、医療倫理の基本用語やコンセプトの概要を、第2巻「尊重」では、患者の尊厳と自主性を取り上げると同時に、看護師・患者の関係のあり方についても解説していきます。第3巻「コミットメント」では、患者の利益を最優先に考えることや、道徳的な観点から患者を擁護する者としての看護師の役割を取り上げ、第4巻「保護」では、患者のプライバシーと守秘義務の重要性について書かれている米国看護師協会の倫理綱領第三条を取り上げています。
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第1巻 イントロダクション:概念・価値観・意思決定(23分)
看護という職の根幹を成すのは倫理です。看護学生や看護師が知っておくべき公正さ、忠誠、自主性、道徳的苦悩といった医療倫理の基本用語とコンセプトを解説します。また倫理的状況において、個々の持つ基準がどのような役割を果たすのかを考え、潜在的な衝突を理解し、最善の形で対処する方法についても見ていきます。また、看護師の自己尊重の重要性と健全な倫理的意思決定を行うためにポイントとなるステップについても解説しています。
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第2巻 尊重:尊厳・自律・人との関係(18分)
尊重に関して記述されている米国看護師協会の倫理綱領第一条を取り上げ、人間の尊厳に対する看護師の配慮の示し方を具体的に説明し、患者との関係の重要性についても解説します。また患者の自主決定に対する権利や多様性の要因、終末期問題について論じると同時に、患者の自律やインフォームド・コンセントをサポートする看護師の役割や、患者だけでなく同僚に対する尊重の重要性についても触れています。
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第3巻 コミットメント:患者・専門職意識・境界(17分)
具体的な状況や専門家のインタビューを通し、コミットメントについて記述されている米国看護師協会の倫理綱領第二条を見ていきます。患者の利益を最優先に考えることや、道徳的な観点から患者を擁護する者としての看護師の役割を解説します。また看護師間の利益の衝突や、患者と周囲の人の希望が対立する際に取るべき正しい行動についても見ていきます。さらに職場での協力関係の大切さや、専門職としての適切な境界という倫理的課題についても探ります。
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第4巻 保護:プライバシー・安全・基準(26分)
保護について記述されている米国看護師協会の倫理綱領第三条に焦点を絞り、HIPPA法の主要事項を挙げながら患者のプライバシーと守秘義務の重要性について解説します。また、看護師はどのように患者を擁護すべきか、研究に参加する可能性のある患者の場合にはどのようなサポートが必要か等についても考えていきます。基準や審査システムの重要性、倫理委員会の役割、疑わしい行為や不十分な業務への対処法といった困難な問題についても取り上げています。