若者の依存症
- 全4巻
- DVD
- 各巻25,000円
- 制作年月 英語版 2007-2009年/日本語版 2010年9月
米国 Human Relations Media,Inc.
日本語版総監修
東京都立小児総合医療センター 顧問 市川宏伸
第1巻〜第3巻監修
東京都立大塚病院 児童精神科 田中英三郎
第4巻監修
東京都立小児総合医療センター 児童・思春期精神科 島内智子
若者の依存症
思春期の若者たちの間に増え続ける「依存症」。依存症の種類は多様で、アルコール依存症、ニコチン依存症、薬物依存症、そして摂食障害、その他多くの依存症があります。このビデオシリーズ全4巻は、若者の依存症が社会問題化しているアメリカで制作されました。若者たちに対して依存症に対する正しい知識とメカニズム、そしてその対処法をPOPな映像表現で解説して行きます。また依存症に苦しむ若者やそれを克服した若者も登場し、その困難な状況を赤裸々に語ります。学校での喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育に役立つ内容になっています。
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第1巻 アルコールとドラッグの誤解 トップ10(21分)
薬物の危険について無知、あるいは薬物の危険を認めたがらない10代の若者が多く存在します。このDVDは風刺やグラフィックス、クイズを巧みに用いながら、興味を持たせつつ教育をしていくプログラムです。「やめたい時にやめられる」、「ビールはアルコール度数の強い酒ほど害がない」、「ハイになっても自分をコントロールできる」、「マリファナでハイになっていても車を運転できる」、「マリファナは害がなく中毒性もない」、「市販薬は合法なので害はない」、「薬物でストレスを発散できる」、「薬物やアルコールは脳に損傷を与えない」、「ステロイドは体に害を与えない」といった通説の嘘をあばきます。厳しい現実を突きつけることで、これらの危険な通説に反論を唱えながら、自らが害のある行動を取っていることを認めること、自身の健康と安全への責任は自ら取ることを促す内容です。
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第2巻 マリファナ神話の真実を暴く(22分)
「マリファナには中毒性はなく、体にも脳にも悪影響を及ぼさない」「マリファナが運転能力を損なうことはなく、10代の若者の将来にマイナスの影響を与えない」「マリファナを使用しても健康に害を及ぼすリスクはない」 これらはすべて誤りであるにも関わらず、多くの若者たちが真実だと信じています。本プログラムでは最新の事実、科学、統計を用いてマリファナに対する誤った認識をあきらかにし、マリファナの使用が死を招く危険性があることを証明します。このプログラムの衝撃的な内容に子どもたちはマリファナを"楽しく、無害で、自然のもの"という考え方を変えることでしょう。実際にマリファナを使用していた若者たちのコメントとナレーションで、マリファナは危険な薬物であるというメッセージをお届けします。
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第3巻 タバコが脳に及ぼす影響:研究最前線(17分)
このプログラムでは喫煙によるニコチンの脳への影響について最新の研究を紹介します。喫煙が脳の化学物質にどのように影響し、ドーパミンと脳の報酬経路が喫煙を誘発するのかを神経科学者が解説します。10代の喫煙者たちのインタビューを紹介しながら、喫煙は依存症と中毒を引き起こし、ニコチンを渇望するようになるため、禁煙しようとしても挫折する人が多いというメッセージを伝えます。また、10代の若者の脳はまだ成長段階にあり、喫煙が長期にわたる中毒を引き起こすリスクがあるという最新の研究結果を紹介するとともに、禁煙に成功した10代の若者の話も紹介します。
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第4巻 あなたは摂食障害ですか?(20分)
10代の若者や若年層の成人が、拒食症、過食症、多食症、下剤乱用、過剰な運動など自らの摂食障害について語ります。摂食障害は疾患であり非難されるべきものではないと、アメリカ摂食障害協会の理事、リン・グレーフェは強調します。若きカントリー歌手が自らの拒食症との闘いをあきらかにし、自分の音楽を用いてどのようにこの障害を克服したかを語ります。また、摂食障害は女性だけのものではありません。この通説を打ち消す10代の少年が自らの病を克服した際の苦悩を語ります。このプログラムではそれぞれの摂食障害には兆候があり、健康に深刻な害を与える病であること、また、死をもたらす可能性もあることを強く主張します。摂食障害に苦しむ方が克服するために取るべきステップについても解説します。