実践に学ぶ幼児の保育
- 全3巻
- DVD
- 各巻25,000円
- 各巻30分
- 制作年月 2000年1月
社会福祉法人恩賜財団母子愛育会／日本子ども家庭総合研究所
総合指導
日本子ども家庭総合研究所 東洋英和女学院大学 高野陽
指導
村山中藤保育園 園長 高橋保子
村山中藤保育園 副園長 若山剛
聖心女子専門学校 岡本美智子
取材協力
社会福祉法人村山中藤保育園
実践に学ぶ幼児の保育
幼児期は人間に必要な諸々の能力の基礎の大部分を身につける大切な時期です。それらの基礎的な力をそれぞれの子どもに合わせて育てる、又、引き出すのが保育者の役割です。実際の保育の現場をみて、そして考えてください。
みどころ
○園での子どもの活動や保育士との関わり
○複数の領域の要素を含む場面構成
○子どもの生の声や保育士のことばかけ
○男性保育士の活動の様子
○生きる力を幅広く捉えた３巻構成
○教育現場の先生と保育現場の先生のご指導のもとに制作
011
第1巻 ３歳を中心に
心身ともにめざましい発育・発達を示す時期です。基礎低な運動能力は一応育ち、話し言葉の基礎もでき、食事・排泄などの生活にかかわる部分もかなり自立できるようになってきています。保育指針には「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の５つの領域が設けられていますが、子どもの活動領域別に行われるのではなく、総合的に展開してます。この巻では、保育園での生活の１日の流れにそって３歳の活動を中心に、５つの領域を念頭におきながらみてきます。
012
第2巻 ４歳を中心に
この時期、友達への関心が深まり、一緒に行動する場面が急速に増えます。語彙も増え、好奇心も旺盛になり、チャレンジする気持ちも高まります。心の成長も著しく、協調性も現われてきますが、巧く伝わりきれずトラブルも多くみられます。そのような活動の中で社会性を培っていきます。エネルギーに満ち溢れ、全身で発散する姿も多くみられます。知的にも情緒的にも、体力的にもダイナミックな成長がみられる４歳を中心に、子どもと、そして保育者とが共に育ちあっていく活動の様子をみていきます。
013
第3巻 ５歳を中心に
運動機能がますます伸び、友達と一緒に様々な運動や遊びを楽しんだり、協力して自分達の力で遊びを展開する喜びを味わうようになります。また、知的関心や社会の動きにも関心が芽生えはじめ、話題が広がっていく時期です。正義感が芽生え、良いこと、悪いことをはっきりしないと気がすまない姿もみられます。集団活動の中で、自分の思いや考えをうまく表現する力、他人の言うことを聞く力も身につけていきます。小学校入学を間近に控えた５歳を中心に、活動の様子をみてきます。
